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流行りのFTPソフトはFFFTPからFilezillaへ
Filezillaはこれからの主流になるかもしれないFTPソフトです。そもそもFTPソフトとは何なのでしょうか。FTPソフトは正確にはFTPクライアントソフトといいます。インターネット上では通信する際に取り決めがあります。その取り決めの一つがFTPです。もっと専門用語で言うとこの取り決めはプロトコルと呼ばれます。FTPプロトコルで通信するソフトがFTPサーバとFTPクライアントソフトになります。
このサーバーとクライアント両者の違いは、接続を待ち受けてサービスを提供するのがFTPサーバーソフトで、接続を要求して接続しファイルを転送するのがFTPクライアントソフトです。
ちなみにFTPはファイルトランスファープロトコルの略で、日本語にするとファイル転送プロトコルということになります。
日本でのWindowsのクライアントソフトの主流はFFFTPでした。FFFTPも良く出来たソフトなのですが、暗号化の仕組みに弱かったりソフトがまれに不安定になることがあり、さらには開発が終了していたことから、他のクライアントソフトが台頭してきたという経緯があります。
なお2020年現在FFFTPも開発を引き継ぐ方が出てきておりこちらを使い続けることも可能です。
FTPが使われる局面
FTPプロトコルが使われる局面ですが、主にウェブサイトやホームページ作成の際のファイル転送に使われています。ただしFTPプロトコル自体は暗号化に対応していないために最近ではSFTPやFTP over TLSを使う必要があります。こちらに対応したFTPクライアントソフトが望まれます。
こちらに両対応しているのがFilezillaとなり現時点でオススメ出来るクライアントソフトです
TLSを使ったFTPS
公開鍵の利便性と共通鍵の高速性を組み合わせた暗号化プロトコルであるTLSを使いFTPの弱点を補った暗号化方式です。こちらはウェブでよく使われるTLSを使ったものになり認証局等によりサーバが正しいサーバなのか確認する仕組みがあるようです。第三者がサーバをなりすましできないような仕組みがあるという事なので、ウェブ同様の安心感を得られます。
暗号化に便利なSFTP
SFTPはFTPという名前がつくものの実態はSSHというもので、SSHはセキュリティシェルです。linuxなどでよく用いられ、SSHが提供されていれば、使えるので便利この上ないです。それくらいSSHは普及していますし、便利な存在といえます。
ウェブではあまり使われないSCP
SCPというファイルを転送するためのプロトコルもあります。こちらはシェルからコマンドを打って使うタイプのもので、シェルが使えないと使えないそうなので、SFTPで間に合わせた方が得策といえるかもしれません。私も過去に使ったことがありますが、コマンドを覚えて使うのがめんどくさいのであまり好んで使いたくはないです。
Filezillaのようなクライアントソフトを使って転送したいですね。GUI(グラフィカルユーザインターフェイス)なのも大きいです。もしかしたらSCPのフロントエンドとして動くクライアントソフトもあるのかもしれませんが、それならいいですが、コマンドを打つのはめんどくさいです。
FilezillaはWindows linuxに対応
FilezillaはWindowsクライアントがある他、linuxでもインストール可能で一度覚えてしまえば、どちらでも使えるために大変便利です。