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格安3Dプリンターを買って3Dモデルを印刷してみた話

3Dプリンターの印刷モデル
レビュー

アマゾンで格安3Dプリンターを買ってみました。今日は、そのレビューをして見たいと想います。中華製で23000円ほどで買えた格安品なので物はあまり良くないのかなと思ってましたが、初めての3Dプリンタなので悪いのか良いのかよくわかりませんでした。汗

印刷精度はまあまあ高いのですが、何しろ印刷台に樹脂がくっつかなくて困っています。なのでまずやった事は印刷の速度を落として見ました。すると縦方向の角度のある曲線の印刷精度は上がったのですが、やはり印刷台に樹脂がくっつかないです。

印刷台に樹脂をくっつかせるためには、スティックのりを使用して表面のザラザラを増やし、樹脂のノリを良くする方法やカプトンテープなどを使用する方法があるらしいですが、私は台の上にマスキングテープを貼ってその上にスティックのりを塗るスタイルでやってみました。

調べたところ私の場合、一層目の生成の際のヘッドの位置があまり良くなさそうということだったので後日ヘッドの位置を再調整して試してみたいと想います。具体的にはある程度押し付けが必要だそうで、プラが出るギリギリの線で台に近い必要があるみたいです。

それと一層めの品質がどうしても悪いんですよね。私のヘッド調整不足なのか、購入したプリンタの品質上そうなってしまうのか分からないのですが、新型コロナウイルスのせいで外出自粛中なので、もう少し挑戦してみたいと想います。

ちなみに一層目は、スカートと呼ばれる台に安定してくっつけるための広い土台を作る事ができてそれが、印刷の安定化させるために大事そうなので、最初の方にまずできる対策としてスカートのサイズなどを調整してみました。

購入した3Dプリンタの方式

FDM方式と呼ばれるもので、プラスチックフィラメントを熱で溶かしてヘッドから押し出し、層を形成していくタイプです。精度は0.2m単位で積層していくようでなかなか精度は高そうですが、一層目がどうしても弱い。また二層目三層目も下に近いほど荒い精度になっているようです。私のプリンタだけなのか一般的にそうなのかわかりませんが、ヘッドの調整をすることにより改善できたらご報告します。

フィラメントの種類

PLA樹脂と呼ばれるタイプの専用プリンタなのでPLA樹脂を使用しています。PLAはポリ乳酸の樹脂だったかで、生分解性があるタイプのプラスチックとなっています。ただし生分解性があると言っても海の中では分解しないらしいので外に捨ててはだめです。

また毒性で言うとPLAはABS樹脂に比べて毒性は低いとされていますが、熱で溶かす際にナノサイズの粒子が揮発してできるらしく、これが肺から吸収されて体の中に入ると若干、毒性を発揮するんじゃないかという説があります。換気を良くしましょう。

またPLA樹脂は意外と低温、100℃以下でもで柔らかくなってしまうので耐熱性はありません。殺菌もできませんからプラスチックの隙間に、菌が繁殖する可能性を考えると食器に使うようなことも、オススメ出来ません。

3Dモデルの入手

3Dモデルはインターネットのサイトよりダウンロードしたり出来ます。有名なサイトにThingiverseというサイトがあります。ここで検索するだけで大抵のものは揃う気がします。検索ワード「STL ファイル」で探すと、オススメの3Dモデル共有サイトが出てきますので、お好きなサイトよりダウンロードしてみましょう。クオリティーの高いものから珍しいものまで見つかることうけあいです。

3DモデルのG-code変換

3Dモデルは、FDM方式の3Dプリンターで印刷するために、スライサーというソフトでGcodeに変換しなくてはなりません。Gcodeに変換して初めて3Dプリンターで印刷できます。私のプリンタではプリンタ側のメニューからSDカードに入れたGcodeを選んで印刷をかける事が出来ました

私はlinuxでも使える、curaというスライサーを使い、STLファイルからGcodeを生成しました。

Gcodeは奥が深く設定箇所が多数あり、設定により綺麗にできたり、成功率が上がったり様々な結果が待っています。もう少し具体的に書くとしたら、まずどういう角度で印刷物を置くか私の場合斜めってる曲線の下方向の線は品質が悪くなりやすかったのでポケモンなどのフィギュアであれば、精度が大事になってくる顔の部分を上にして置くことにしました。またサポート剤とよばれる印刷後に取り除く印刷を成功させるためだけの印刷部分は0.26mm厚にしました。小さすぎると層が形成されないし、厚すぎると今度はサポート材が本体に癒着して取れなくなります。

後は印刷に時間がかかるようになることからインフィルと呼ばれる本体の中身の材料を減らす事も行ってみました。インフィルが多いと丈夫になりますがその分印刷に時間がかかります。少なくなると強度は落ちますが印刷するために積層部分をなぞる回数が少なくなり時間も短縮できます。

3Dモデルのモデリング

3Dモデルは3D CADソフトや 3DCGソフトでモデリングできます。。CADを使えば単純な形の3Dモデルはミリ単位で、割合簡単に設計できるようです。3DCGソフトは複雑な形をチマチマ作っていくのが得意なようです。

ちょっとかじっただけで触りしか分からない状態ですが、3DCGはキャラクターづくりや、人間などの造形に向いているのだと想います。

そんな私がやってみたかったのは、幾何学的な形が多い何かの部品づくりだったりするので、CADの方を煮詰めて習熟して行こうと思っています。

一艘目をくっつけるための秘訣

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