A8290はCeleronモデルがありCeleron 900モデルは、ご存知の通りシングルコアの1スレッド処理のため耐えられないくらい大変遅いです。ちょっとWindowsUpdateでもあろうものならCPU使用率がすぐ100%になり、普通に使っててかなりのストレスとなります
そこでこのノートパソコンではCPUの換装ができないだろうかと少し前から考えていました。CPUの中古価格をみると780円!これは買いだ!と思い飛びつきました
このマシンを持っている他の皆様にもおすすめしたいところですが、分解を伴うので換装はあくまで自己責任で行ってくださいね。
Table of Contents(目次)
CPUの選択
CPUはCore 2 Duo T8300 2.4GHz仕様で行ってみたいと思います!他に付きそうなのはT9300でしたが、こちらは少し高いのと、確実につく自信がなかったので諦めました
A8290 分解作業(解説)
- まず最初に裏のネジを見当たるやつはすべて外す
- すると本来ならCDROMドライブがささりそうな箇所(私のノートにはドライブがついていなかった)が横にスライドで取れるようになる。
- 横にスライドしてCDROMドライブダミーパーツを取ったあとに、ネジが二本見えるのでそれもとる
- ノート背面左右に丸みを帯びたパーツがあるのでネジを外し丸みを帯びたパーツを外す
- ノート前面(キーボードのある面)に戻りキーボードの上の左右に伸びている蓋がドライバーなどで取れるのであける(フラットケーブルがついているので慎重に)
- フラットケーブルを留具を操作して緩め、フラットケーブルを抜く
- キーボードが外れるのでキーボードから出ているフラットケーブルを外してからキーボードを外す
- 左側のモニタ下部よりモニター線が出ているのでモニター線を外す(慎重に上方向に持ち上げると外れる)
- 左右のノートパソコンのモニタを止めているヒンジ部のネジを左右三本ずつ(計六本)外す
- モニタと本体が分離するので本体部のキーボードの裏のネジを5本程度(すべてのネジ)を外す
- 本体から出ているケーブル類を外す(スピーカーと何かのフラットケーブル)
- 本体のケース部分が外れるので外す(外れない場合はネジを確認)
- マザーがむき出しになっているのでマザーを台座(スペーサ部)から外す
- マザーを裏返しCPUファンのケーブルを外し、CPUファン、ヒートシンクを外す
- CPUソケットをマイナスドライバで緩めてCPU交換
- CPUコアにグリスを塗り直す
- ヒートシンクをネジで止める、ファンをつける(CPUファンのケーブルをさすのを忘れないように)
- 逆の順序で取り付ける
失敗談としては、ネジを全部つけてよし完成ってときに電源を入れたらファンエラーでファンの電源を挿し忘れていてオオオオooo状態でした。結局ネジを全部はずし直してケーブル類を全部はずしてマザーまでもう一度アクセスするというなんともめんどくさい結果を招いてしまいまして・・。皆様もお気をつけください。
改造した結果:Windows10完全起動の時間25秒
SSD:120GB
MEM:4GB
CPU:Core2Duo T8300 2.4GHz
OS:Windows10
となり
Windows10完全起動の時間25秒となりました。どうでしょう?今でもぎり使えるレベルですかね。Youtubeやアマゾンプライムビデオが重かったのもyoutubeなら1080p 30fps以下でなら再生できるようになりました。1080pが再生できるようになったのは大きい。メンテナンスしていけばギリ使えますでしょうか。
というか気づいてしまったのですがこのマシンのCore2Duo私が未だ現役でメインで使っているCore i3 370Mにシングルスレッド性能では勝ってるんですよね。驚きです。 マルチコア総合性能ではもちろん大分負けてるんですけど。
実際問題、行う処理にもよりますが乱暴にいってしまうとパソコンを使用する上ではマルチスレッドよりシングルスレッドの重要性が高かったりしますから、これはいいですね。 本当Core 2 Duo現役行けますね。実際私の家では2台Core 2 Duoが現役で動いてますしSSDにしたらまだまだいけます
今回のマシン。私の非常用マシンとして予備機扱いで残して置きたいと思っています。