SandiskのSDカードを何度か購入していますが、スペックのレビューです。SDカードの書き込みの際には書き込み装置のホストコントローラの他、カード自体にもちゃっかりコントローラーがついており、こいつがウェアレベリング(書き込みの平均化)を担っています。その他、このコントローラが不良ブロックの管理などもしているそうです。
SDカードなどのフラッシュメモリーは一つの領域に書き替えが集中すると素子に限界が来て壊れます。一箇所に集中しないように書き込みを平均化してフラッシュメモリの故障を防がなければいけないわけです。SDカードも例外でなくウェアレベリングを行わないといけないのでそれを行うわけですが、あんなに小さくてもコントローラがついていてそれを行ってくれるわけですね。
コントローラもよく研究がされてるそうですからSundiskのそれは信頼してよいものになってるはずです。業界のトップランナーですからね
しかしSDカードなんてすごいものを作ってる時代ですね。あんなに小さいのに・・。というわけでSDカードの仕組みを紹介したところで、このカードの速度の実測値を紹介します。
ベンチマーク結果
メモリーカードリーダはこちらのMR3-C008BKでの計測。パソコンはUSB3.0ポートCore2duo/PCI-E 1.1×1(1レーン:250MB))での計測です。こちらはおそらくボトルネックにはなっていないでしょうから、ほぼこちらのカードリーダの性能かメモリカードの限界でしょう。UP TO 100MB/sなのに対して40MB/sしかでてないのが気になりますね。どこがボトルネックになっているのか。
MR3-C008BKは
高速データ転送を実現するUSB3.0に対応し、対応パソコンに接続した場合、デジカメからパソコンへ直接転送するより約9倍速くデータ転送可能です。(UHS-Iに対応)
とのモデルです。
メモリーカードリーダはこちらのMR3-C008BKでの計測。パソコンはCore i5 9400 のマザーUSB3.0ポート での計測です。マザーやCPUがボトルネックになっていたようです。UP TO 100MB/sなのに対して90MB/sでるようになりました。
総評
速度なんてこんなもんでしょう。動きの激しい動画での
FullHDの推奨ビットレートがFullHD : 13〜15Mb/s(1.8MB/s)程度
4k画質の推奨ビットレートが 4k: 68Mb/s(8.5MB/s)程度
FullHD : 15Mb/s(1.8MB/s)
4k : 68Mb/s(8.5MB/s)
なので動画録画には十分な速度と言えるでしょう。カメラの連射にしても動画が大丈夫であれば、動画の撮影で30fpsで秒間30枚相当の枚数に相当することから、カメラの連射あたりも秒間、結構な枚数いけるのではないでしょうか。
(計算してないのでわかりませんし実際には、動画は圧縮されていてデータの変わっていないところを補完して変わった部分だけ保存してそうなので一概には言えないと思いますが)
なお4kの画素数は800万画素に相当します。