皆様こんにちは。皆さんラズパイ使われてますか?ラズパイは小さなコンピュータでその小ささ故に実にスマートに見えます。また性能も年々上がって来ており、今ではちょっとしたサーバーに使うには十分程度の性能があります。
先日記事にしましたQRコードリーダを走らせてはや一ヶ月(無停止で)、ラズパイで同じプログラムを動かし続けていますが、安定性は上々で、一ヶ月カメラのビデオ撮影を含むシステムの連続稼働も落ちることはありませんでした。ただし別のシステムではどうも安定しない事(毎日一回夜再起動するも2〜3週間に一回程度落ちる)があり、ラズパイの安定性は謎に包まれています。
2022/01/23追記(連続稼働が80日余りになった頃停電により停止しました。現在新たな記録に挑戦中です)
# systemctl stop udisks2.service
同じバグだった場合上記を行うことによりバグは発生しなくなります。このサービスを止めることでUSB周りの機能に影響がでる事が考えられますが、私の環境ではこれで対応することにしました。このサービスの詳細は私には分かりません。
詳細は英語になりますがこちらをご確認ください。これによりシステムの安定性は非常に高くなりました。ラズパイの安定性は高く、長時間可動は可能と言えます
この不安定な方のシステムでは4インチ程度のミニタッチディスプレイを搭載させておりそれが不安定の元凶なのかわかりませんが、違いといえばそれくらいなのでもしかしたらディスプレイシステムが影響しているのかもしれません。もしくはこの個体の独特の不具合かなにかで、個体ごとに安定性にばらつきがあるのでしょうか?ここらへんを検証した方はあまり見かけなかったので情報がほしいところです。ちなみに今回の検証のターゲットはラズパイ4です。違いがないと書いてしまいましたが電源アダプターなどは違います。そこら辺が不安定になる原因の可能性はありますので書いておかねばなりませんね。
ラズパイは安いし、安定性がまずまずあればサーバ機に使うのは良いアイデアかもしれませんね。ファイルサーバ、ウェブサーバ、SQLサーバー、FTPサーバなど用途は多岐に渡ります。FTPサーバであればSSHプロトコルを使ったFTPSなど使うと便利です。FTPは暗号化されずセキュリティ的にあまりよくないのでこのような手段があるということです。ただSSHも有効にしないと行けないのでそこがネックなところでしょうか。
なお長時間稼働の場合にはSDカードではなくSSDなどの外部記録媒体を使うほうがよいようです。SDカードの耐久性はSSDのそれより低い場合が多く、OSを入れて動作するようには作られておりません。もちろんSDカードにもセルの書き込みに偏りが生じないようにする仕組み「ウェアレベリング」が備わっていますが、SSDよりは耐久性が低いようです。まあウェアレベリングがあるってことはOSを入れて動かしても大丈夫そうな気もしますが・・。
なおラズパイ4ではUSB接続のSSDを起動ドライブとして使う方法が用意されています。これを使えばUSB経由の外部SSDで運用することも可能となりますので、こちらはお勧めできますね
ネット情報による安定性の考察
ラズパイ2の連続稼働が500日を超えたとおっしゃる方を見つけました。ラズパイ2は電源のみつかりやすさからいっても安定性が高いと考察していらっしゃいます。
ラズベリーパイを連続稼動させるコツ?
ラズパイ4一ヶ月以上の連続稼働
raspberry piの長期運用について
ラズパイ初期設定の極意!長寿命化して長期安定稼働させるインストール方法を紹介
参考になりそうな記事が見つかったら追記するかもしれません。
いかがでしたでしょうか。みなさん比較的安定してるとかで十分ラズパイを連続稼働させてシステム化することはできそうです。ただしその場合も電源まわりには注意したほうがよいそうですね。個体差もあるかもしれませんし、安定しない場合は安定化のために工夫する必要もあるかもしれません。
ではまた、皆様よいPCライフをお送りくださいませ。