
USBメモリやUSBカードリーダに挿したSDカード。または外付けHDDやSSD。皆様フォーマットはどうしていますか?USBメモリ等を購入したてのときは最初からフォーマットされているものもありますが、自分でフォーマットすることもできます。
フォーマット状況により異なるOSで使えたり使えなかったりで、使い勝手が左右されます。ここではUSBメモリや外付けHDDなどのフォーマットに何を選べばよいか考察してみましょう。
Windowsで選べるフォーマットの種類
FAT
Windows10でUSBメモリをフォーマットする際の既定となっているようです。古いファイルシステムでFATと書かれているが、おそらくFAT16の事だと思われます。ほかにFAT32があります。仕様書が公開されているため様々なOSからアクセスしやすい反面。
異常終了時(アンマウントせず終了した時)等のエラーに弱く信頼性が低いのも欠点。また1ファイルの最大サイズに制限がある点も注意。最大サイズ4Gまでとなっています。近年では4Gを超えるサイズのファイルはざらにあるので、この制約からあんまり選びたくないファイルシステムです。
FAT16はDOS,Windows 3.1,NT,95,98,ME,XP,2000,Vista,7,8,10で使用可能です。 FAT32は2000, XP, Vista,7,8,10等で使用可能です。
NTFS
Windows NT系のOSのために作られたファイルシステムです。事実上ファイルの容量制限はなく大きなファイルも扱えます。ジャーナリング機能搭載で、信頼性や速度、他各所でファイルシステムとして優れているので、Windowsでのみファイルを共有できればよいという場合にお勧めのファイルシステムです。
Windows NT系、Windows XP 以降で使えます。
exFAT
比較的後発のファイルシステムで様々なところで便利になっているファイルシステムです。USBメモリやフラッシュメモリー用途向けに作られました。構造がシンプルなつくりになっています。ファイルサイズの上限は事実上なく。処理が比較的早い。様々なOSが対応している
となっており色々なOSを使っている環境では、ファイル交換時に有利となっています。
新しいWindows,Mac,Linux,Androidで使えます。
debian系linuxで使う場合はsudo apt-get install exfat-fuse exfat-utils
で利用可能になります
まとめ(exFAT)を使おう
迷っているなら迷わずexFATを使うの一択です。Windowsの他、LinuxやMac、Androidで使えることが大きいです。また比較的新しいため一定程度有利な機能を備えています。特に意識しないでも恩恵を受けられますので、exFATを選びましょう。
ですが信頼性はそれほど高いとも言えないので、USBメモリにのみに大事なデータを置くような使い方はしないほうがよいと思います。(大事なデータは2重化、3重化)