最後のバージョンと聞いていたWindows10の後継のWindows11が出ることになりました。あちこちで書かれていたことは結果的に誤報といういう結果になりそうです。こちらでもずっと使えるOSだとか書いていたので誤報となり申し訳ございません。
Windows11は無償アップデート可能のようですが、システムを導入するのに要件があります。
まずはBIOSの後継であるUEFIが必須となっています。こちらは比較的新しいパソコンなら大抵はついている機能です。Windows11ではBIOSやBIOS互換機能のCSMなどはサポートされないので、セキュアブートを有効にしたUEFIしか対応しないようです。
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TPM(セキュリティモジュール)
Windows11にはTPM2.0が必須となっています。TPMは以前はエンタープライズ向けのPCにしかついていないモジュールでしたが最近のパソコン2016年7月28日以降出荷のプリインストールモデルでは、原則の話、出荷にTPM 2.0が必須要件となっているらしく、最近のパソコンであれば対応するようです。このモジュールは結構使用方法が難なので、あまり使いたくないのですが必須要件となっているので仕方ないですね。例えば例を挙げるとマイクロソフトのブートドライブ暗号化ソフトのBitLockerなどからキーを保存するために使うそうですが、CPUを変えたりするだけでキーを取り出せなくなるなど使用法に注意が必要となるので、個人用パソコンにそこまでのセキュリティいるかというところです。いろいろやるのにセキュアブートなどはネックになりやすいので、パソコンを複雑化させる諸悪の根源な気さえします。
なおTPM2.0の機能がパソコンについていてもUEFIにより無効化されている場合も多いのでWindows11のインストール前には有効にしないといけません。また自作パソコンなどのデスクトップマザーではTPM2.0を後から購入して追加できるケースもあるとのことです。
ディスクリート型TPMとファームウェアTPMがある
ディスクリート型のTPMはハードウェアモジュールとしてついているようで、ファームウェアTPMはSoCなどに機能がついておりファームウェアと合わせて使われるものらしい。SoCやCPUについているためにSoCやCPUを変えるとキーが取り出せなくなる、マザーボードやCPUの交換などを気軽にできないということですね。ちなみにTPM2.0はファームウェアTPMとのことです。
TPM2.0が有効かどうか
TPM2.0が有効かどうかはWindowsキー+Rでファイル名を指定して実行から、tpm.mscと入力し出てくる画面によりわかります。
GPU
GPUはダイレクトX12対応のグラフィクス以上が求められます。そのデバイスドライバはWDDM(Windows Device Driver Model) 2.0以上のものが求められます。
またディスプレイはデスクトップPC以外では
9型以上のディスプレイ 以上
720p(HD)1280×720ピクセル 以上
カラー 8bt 256色以上
も要件となっています。
デバイスドライバーやGPUなどの情報は「dxdiag.exe」をWindowsキー+Rで実行することにより確認できます。
その他の要件
ネットワーク必須
Bluetooth必須(モバイルのみ)
互換性の確認アプリ
互換性の確認アプリを使えば、簡単にPCがWindows11に対応しているか調べられる。ただし一つ一つどの要件が足りていないかはわからない不親切アプリなので、ダメな場合はどれがだめか一つ一つつぶしていくしかない。アプリは以下よりダウンロードできます。
https://www.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-11
互換性の確認よりアプリをダウンロードしてください。
ハードウェア要件
メモリ4G ストレージ64G以上 他