
皆様こんにちは。パソコンライフ楽しんでいますか?今日は今流行りのCPUについてご紹介させていただきたいと思います。
歴史的な話からさせていただきますが、CPU買うなら以前はIntel一択でした。というのも性能がライバルであるAMD社製のものより大分上回っていたからです。安くても性能の悪いものは使いたくないですよね。安いなりの性能では普及していないモデルである最適化の弱いCPUを買う意味がありません。
CPUの世界には最適化という概念があります。拡張命令というものもあり、そのCPU独自の拡張命令に最適化したプログラムは速く動く傾向があります。CPUに最適化されたプログラムをソフトウェアベンダーは作ることがあります。多くの場合Intel製CPUに最適化したプログラムが多いようです。そのため速度は速い、最適化は有利というインテルを選ぶ理由しかない状況が長い間続いてました。
一時期、AMDが盛り返していた時期もありましたが長くは続きませんでした。
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やっときたAMDの時代
AMDがここのところ来ています。AMDが出したRyzenこれがコストパフォーマンスがよく、性能もIntelを凌ぐものとなってきており、オススメ出来るCPUに仕上がっているからです。Ryzenもすでに4代目にきていて4代目アーキテクチャーはかなり速い模様。
Ryzenの世代分けは少しわかりづらいですが以下のように分けられます。
Zenアーキテクチャー
Zen+アーキテクチャー
Zen2アーキテクチャー
Zen3アーキテクチャー
アーキテクチャはCPUの設計構造と考えていただければと思います。CPUの型番が1000番台2000番台3000番台4000番台5000番台と進化はしていくもののアーキテクチャと100%合致しているわけでなく3000番台にはZen+アーキテクチャとZen2アーキテクチャーがあるなど少しわかりづらい型番付けになっています。
なお5000番台には今の所Zen3アーキテクチャしかなく今オススメは出たばかりのZen3アーキテクチャになります。なお2020年11月22日現在、発売されている5000番台のZen3は3000番台Xシリーズまたは無印(Zen2)の後継で4000番台はAPUになっていますのでこの後継ではありません
Zen3世代のスペック等
ブランド・モデル | コア数 (スレッド数) |
GHz) | キャッシュ | GPU | 同梱クーラー | TDP | 発売日 | 価格 | 出典 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ベース | ブースト | L2 | L3 | USドル建て | 円建て | ||||||||
Ryzen 9 | 5950X | 16 (32) | 3.4 | 4.9 | 8 MB | 64 MB | なし | なし | 105 W | 2020年11月5日 | $799 | 96800円 | WikiPedia |
5900X | 12 (24) | 3.7 | 4.8 | 6 MB | $549 | 64980円 | WikiPedia | ||||||
Ryzen 7 | 5800X | 8 (16) | 3.8 | 4.7 | 4 MB | 32 MB | $499 | 53480円 | WikiPedia | ||||
Ryzen 5 | 5600X | 6 (12) | 3.7 | 4.6 | 3 MB | Wraith Stealth | 65 W | $299 | 35800円 | WikiPedia |
コア数 | 物理コアの数。コアとは計算処理を担う物理装置のこと | |
スレッド数 | 計算処理を同時に行える数。最近のCPUでは一つの物理コアに2スレッド処理できるものも多い | |
ベース | ベースとなるクロックのことで基本このクロックで動く | |
ブースト | 処理が忙しくなった時にはブーストクロックで動くこのクロックまで引き上げられる | |
L2,L3キャッシュ | 基本はCPUのダイに乗っているキャッシュ。高速に動くメモリでCPUの速度に近い速度で動くために、このメモリが多いほど色々な処理を高速化出来る価格と搭載量のバランスが大事なので基本必要と思われる分積むか価格との折り合いで決められる。L2L3はCPUにより近いか遠いかの速度の違い | |
GPU | (20201122現在)Zen3のGPU搭載モデル(APU)はない | |
TDP | 熱設計電力のことでCPUが設計上消費する最大電力。というか最大発生する計算上の熱らしい(ワット) |
このシリーズは消費電力、ワットパフォーマンスもよく、速度も速いのでこれからデスクトップマシンを買う人にはオススメになります。シングルスレッド性能がインテルを凌駕するほど高くなったのでゲームにも向くCPUとなっています。(多くのゲームにはシングルスレッド性能が必要)
M1も見逃せない
これは関係の無い話ですが新型Macに搭載されているSocM1もかなりの性能のようです、聞いた話で裏はとれてないですが、めちゃめちゃ速いらしい。
多分Ryzenも凌ぐ程みたいな事は聞きました。なんつたってプロセスルールが世界初5nmらしい。プロセスルールはCPUの性能を左右するもので、回路が何nmで構成されるか決めたもの。
CPUのスペックを見る時には気にして見てください。距離が短いほど、ワットパフォーマンスもよく性能も上がります。
Ryzenシリーズはオススメ
Ryzenは出たばかりの5000番台Zen3がおすすめですが、その他のシリーズZen2なども十分オススメ出来るシリーズに仕上がっています。
ノートパソコンではまだZen3は選べないようなのでZen2のAPUを搭載したRyzenも十分選択肢でしょう。性能はインテルに負けないものになりつつあります。私もRyzenほしくなっています。
皆様、速いパソコンを買って快適パソコンライフを送ってくださいませ。それではまたお会いしましょう。